2016年09月12日
薬剤師国家試験の難易度について
薬剤師とは、医師や歯科医師、獣医師の作成した処方箋に基づき調剤を行ったり、薬に関する情報を提供することを業務とする薬の専門化であり、国家資格者です。この薬剤師になるための試験が薬剤師国家試験です。では、その難易度とはどのようなものなのでしょうか。以下、説明していきます。
2014年におけるこの試験の合格率は、約60%であり、数字だけを見ればそんなに難しくなさそうに感じると思います。しかしながら、見落としてはいけない点があります。
それは、この試験の受験資格を得るためには薬学部を卒業することが必要だということです。薬学部は、入試に合格した人だけが入学でき、その後所定の単位を取得した人だけが卒業できます。したがって、薬学部卒業後に試験を受験することが出来る人は、いくつもの関門を通過してきた人なのです。したがって、形式的な合格率以上に難しい試験であると言えるでしょう。