愛子の薬剤師転職ラボ

2017年03月14日

6年制が採用されたのはいつからなのか

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薬剤師になるためには、薬学部を卒業して国家試験に合格することが不可欠だとされています。ただ薬学部にはやや特異な特徴があると言われています。それは歯学部などと同様に6年制になっていて、法学部などのように4年制ではないという特徴です。6年で卒業することになっており多くの内容を学ぶことができますが、その分費用は多く掛かるようになっています。

しかし、かつては薬学部も法学部などのように4年制が採用されていました。いつから6年制になったのかといえば、2006年からであり、きっかけは国の機関のニーズだとされています。またそのニーズは、教育を充実させて医療を上質なものにするという旨の内容です。薬剤師における教育が遅れ気味になっていることが背景にあり、それを解消する必要があったと言われています。

国家試験を受けるには6年制の薬学部を卒業する必要があるので、4年制を卒業している人の場合は受験できる対象から外されています。しかし4年制を卒業した人でも、大学院へ通うなどの道があるので、完全に進路がないという訳ではありません。薬剤師になりたいのであれば、薬学部の存在だけではなく6年で卒業することになっているかどうかの確認を行うことが重要になってきます。